HTV2号機、結合ポートを変更

2011年2月22日 10:00

 宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の結合ポートの変更作業が2月18日と2月19日にかけて行われ、無事完了した。

 今回の結合ポートの変更は、2月24日に打ち上げられるスペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)のドッキングポートを空けるために行われたもので、宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、変更作業は2月18日20時46分に開始され、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアームを使ってHTV2号機を把持し、地球側ポート(Earth-facing port)から外し、2月19日1時45分に天頂側ポート(space-facing port)に移設されたという。

 移設後、HTV2号機と「ハーモニー(Node 2:結合モジュール2)」間の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)のボルト締結及び電力ケーブルの接続が行われ、2月19日4時26分に全ての作業が完了した。

 なお、HTV2号機は3月28日にISSから切り離され、3月29日に大気圏再突入を行う予定となっている。

 写真=NASA。

 ■「こうのとり」2号機の移設完了
http://iss.jaxa.jp/htv/relocation_completed.html

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