【特集】(5)世界最大のSNS!『フェイスブック』に対抗!新勢力台頭?

2011年2月21日 09:35

【有力なSNS関連企業の注目度が一段と増す】

■「フェイスブック」ブーム到来!

  今年(2011年)に入って、フェイスブック(Facebook)関連書籍の発刊が増えている。とくにビジネスツールとして活用するための指南書籍が多い。「Facebookでビジネスを加速する方法 3/2発売」「Facebook仕事便利帳―情報も人脈も得る180の活用法 2/25発売」「ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・セルフブランディングにFacebookを活用しよう(デジタル仕事術)」「フェイスブック 私たちの生き方とビジネスはこう変わる(現代プレミアブック)」「仕事で使える!Facebook超入門(青春新書インテリジェンス)新品」「Facebookをビジネスに使う本」などなど。

  また、アイフォーン(iPhone)やアンドロイド(Android)などのアプリや電子書籍なども登場している。テレビや雑誌なども特集をこぞって企画しているのが目立つ。一時期の「ツイッター(Twitter)」ブームとは違ってビジネス先行の感もあるが、国内SNS大手企業が刺激を受けているのは間違いない。

■国内SNS大手も成長戦略を活発化

  国内大手SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス「交流サイト」)各社が成長戦略を活発化させている。ミクシィ <2121> (東マ)は、SNSからSGP(ソーシャル・グラフ・プロバイダー)へのシフトを目指している。そして昨年9月には、中国SNS最大手の人人(レンレン)および韓国SNS最大手のサイワールドとの提携を発表し、今年1月には独SNS最大手のファーツェットネットとも提携した。ディー・エヌ・エー <2432> は昨年10月、アイフォーン向けゲーム開発の米エヌジーモコを買収すると発表し、海外事業を拡大する方針を打ち出した。グリー <3632> は今年1月、中国ネット大手のテンセントとSNS向けゲームソフトの相互供給で提携した。

■ネット時代の「主役、勝ち組、話題の企業」は次々と交代

  米国では、ビジネス向けに特化したSNS大手の米リンクトインも、11年中の株式公開を目指している。今後は世界の株式市場で、有力なSNS関連企業に対する注目度が一段と増してくるだろう。

  マイクロソフト、AOL、ネットスケープ、ヤフー、アマゾン・ドット・コム、イー・ベイ、アップル、グーグル、そしてツイッター、ユーチューブ、フェイスブック、グルーポンなど、インターネット時代の主役、勝ち組、話題の企業は次々と交代し、瞬く間に新興勢力が台頭してくる。米オバマ大統領も「グーグルやフェイスブックはアメリカが産んだ財産で、この技術革新は人生を変えるもの」とまで称賛している。(画像=Barack Obama FaceBook)

  それは、インターネット時代の変化のスピードを象徴しているかのようだ。一時は世界最大のSNSと話題になった米マイスペースも、今では存在感が薄れて業績が低迷している。新しいサイトやサービスは、次から次へと現れては消える。利用者がどのサイトを選択し、どのサービスを利用するかは、利用者がそれぞれに興味を持つコンテンツや使い勝手次第ということなのだろう。新興勢力の台頭には、常に注目しておきたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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