ヤマハ発動機、米国市場で支持率の高いスポーツボートを国内に導入

2011年2月20日 21:00

 米国のプレジャーボート及び関連製品の市場は、約62億ドルと言われるが、2014年には114億ドル程度まで拡大すると予測されている。(米国の市場調査会社The Freedonia Group発行の報告書「プレジャーボート:米国産業の予測 ―2014年・2019年」調べ)

 国内のプレジャーボート市場もここ数年は出荷実績では減少が続くものの、高額な中大型艇の市場は比較的安定している。購入者はITやベンチャー企業などの若手経営者が多く、バブル期は富裕層も仕事に追われて余暇を楽しむ時間がなかったが、今はお金と時間を上手に使うアクティブな富裕層が日本でも若干だが増えたと考えられる。

 そのような中、ヤマハ発動機 <7272> は、2011年3月1日より米国市場において高い人気を誇るスポーツボート「AR240 High Output」を国内導入し発売する。

 ジェット推進式のボートは、プロペラやプロペラシャフトなど水面下で抵抗となる構造物がないため、高いスピードと加速を楽しめる優れた走行性能が特長とされる。「AR240」は、180馬力を発生するジェット推進式エンジンを2基搭載し、45ノット(時速約83キロ)を超えるスピード、圧倒的な加速性能、スポーツボートならではの軽快なハンドリングを楽しむことができる。また、ロングクルージング時のスロットルワークの負担を軽減させるクルーズアシストや港内など最徐行が必要なエリアで安定した低速走行が可能なノーウエイクモードなどの操船アシスト機能も装備。

 さらに、水中へのアクセスを容易にするワイド&ロータイプのスイミングプラットフォーム、フルフラット化も可能な多彩なシートアレンジ、充実した装備によりさまざまなマリンプレイに対応するという。

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