【銘柄診断】フコクは一転して純利益を上方修正し高値更新も利確売りで反落
2011年2月16日 18:52
★発生特別損失額が確定し、16億2200万円に減少
フコク <5185> は16日、寄り付きの3円安から買い戻され6円高の969円と3日続伸し、連日の昨年来高値更新となっていたが、後場に入ってからは値を下げて12円安の951円と反落した。
15日大引け後に昨年12月に下方修正した今3月通期純利益の一転した上方修正を発表、割安修正買いが増勢となっている。
同社の今3月期業績は、昨年10月に上方修正したものを12月に純利益のみ下方修正した。厚生年金基金脱退に伴い脱退特別掛金として20億900万円の特別損失を見込んだことが要因となった。今回は、発生特別損失額が確定し、16億2200万円に減少することから上方修正した。
純利益は、12月減額値の7億円から9億5000万円(前期比53%減)に引き上げ、前期の過去最高業績からの減益転換率を縮小する。
株価は、12月の純益減額で窓を開けて784円まで急落したが、今年1月発表の今期第3四半期の好業績をテコに高値を取ってきた。なおPER17倍台、PBR0.7倍台の割安修正で上値を伸ばそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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