【話題株】オリンパスは業績再下方修正も新社長人事を評価し急続伸

2011年2月14日 16:39

★グローバル展開に拍車がかかるとしてポジティブ評価

  オリンパス <7733> は14日、前場に132円高の2585円と急続伸し、後場も上昇幅をやや縮めて、プラス圏で推移し117円高の2570円で終了した。

  前週末10日大引け後に今3月期第3四半期決算の開示と同時に、昨年11月に続いて3月通期業績の再下方修正を発表、減益転換率を悪化させるが、同時発表の新社長人事を評価して買い増勢となっている。

  3月通期業績は、11月の減額値より売り上げを150億円、経常利益を20億円、純利益を10億円各引き下げ、純利益は、140億円(前期比70%減)と減益転換する。

  為替相場が、期中平均レートで1ドル=86.85円(前年同期93.56円)、1ユーロ=113.31円(同133.00円)と円高で推移し、デジタルカメラの競争激化で販売台数が減少し、映像事業部門全体の売り上げが減少し営業損失となったことなどが響いた。

  新社長人事は、同社の菊川剛社長を取締役会長、欧州法人のマイケル・シー・ウッドフォード社長を社長執行役員に各昇格させるもので、同社のグローバル展開に拍車がかかるとしてポジティブに評価されている。

  株価は、昨年11月の業績減額では2157円まで下ぶれたが、同時発表の自己株式取得で押し返し2593円の戻り高値まで400円幅の底上げをした。株不足が続く信用好需給もフォローして一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集(2)】世界最大のSNS!『フェイスブック』が与えるソーシャル化の波!(2011/02/14)
【話題株】アイフルは悲観人気からの巻き戻し相場!事業再生のピッチに注目(2011/02/14)
リスク取らざるは株にあらず=犬丸正寛の相場格言(2011/01/06)
株は世に連れ、世は株に連れ=犬丸正寛の相場格言(2010/12/31)
犬丸正寛の『時を買え投資法』で着実に稼ぐ、メールマガジンが創刊!(2011/02/02)

関連記事

最新記事