【銘柄診断】寿スピリッツは第3四半期の立ち直りが顕著、来期増益が有力に
2011年2月8日 20:08
寿スピリッツ <2222> は業績回復が顕著になってきている。今2011年3月期9月中間決算では夏場の記録的な猛暑、前年9月の大型連休特需の反動により営業利益は5億7400万円と前年同期比27%減となった。しかし、第3四半期に入ると秋の行楽シーズン、クリスマス、年末商戦に向け、積極的な販促活動を推進し盛り返しが顕著になっている。
四半期ベースの営業利益は第1四半期2億2700万円、第2四半期3億4500万円に対し第3四半期は6億7500万円と急向上している。今期第3四半期累計では営業利益12億4900万円と前年同期比12%減益ではあるが、実質的な業績回復を株価は評価しつつある。
百貨店催事の低迷などにより低迷していた北海道のケイシイシイが大丸札幌店のリニューアル効果、新製品「ヴェネチア・ランデブー」の好調などにより回復感を強め、山陰地区の寿製菓も「ゲゲゲの女房」効果による観光客増加の恩恵を受けている。今の勢いを持続すれば来2012年3月期の業績は増益転換が有力だ。今期の業績悪化を織り込んだ後で、株価の戻りも軽快なものになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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