米空軍極秘X-37Bの2号機、3月4日に打ち上げか

2011年2月1日 15:00

 Spaceflight Nowによると、米空軍のX-37B軌道試験2号機(OTV-2)の打ち上げ準備作業がケープカナベラル空軍基地で進めており、早ければ3月4日にも打ち上げられる見通しだ。

 X-37Bは宇宙空間から無人で帰還できる宇宙船。長さ約9メートル、翼幅約4.5メートル、重さ約5000キロで、スペースシャトル(オービター)と比較すると、大きさは4分の1程度しかない。

 米空軍は昨年4月X-37B軌道試験1号機(OTV-1)を打ち上げ、軌道上で約8ヶ月間にわたって試験を行い、昨年12月に帰還させた。その結果について、プログラムマネージャのトロイ・ギース(Troy Giese)中佐は「結果は良好で、我々はOTV-1の性能に満足しています。OTV-2を改良する必要はありません」と述べている。

 ギース中佐によると、2号機となるOTV-2は1月前半にケープカナベラル空軍基地に運ばれ、現在打ち上げ準備作業が進められている。2月下旬に最終試験を行い、3月4日にアトラスVロケットによって打ち上げられる予定だという。

 なお、打ち上げ時間やミッションの内容については発表されていない。

 ■Air Force's second X-37 space plane nears launch
http://www.spaceflightnow.com/news/n1101/31otv2/

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