大塚商会、iPhone/iPad導入とリモートアクセスのワンストップサービス
2011年1月31日 23:03
大塚商会は31日、業務用途でのiPhone/iPad導入に向けたコンサルティングや導入後の運用支援を提供する「iPhone/iPad ワンストップサポートサービス」を2月1日から開始すると発表した（同社ニュースリリース）。
同サービスは、導入前の計画策定や事前検証を支援する「アドバイザリー」と「コンサルティング」、事前検証と導入を支援する「導入支援」、導入時に管理用のPCとiPhone/iPadの設定を行う「設定」、運用・管理を支援する「出張指導」と「テレフォンサポート」で構成される。
料金は、アドバイザリーが無料で、コンサルティング、導入支援は個別見積もり、設定サービス「iPhone/iPad 管理用端末設定サービス」が21,000円、「iPhone/iPad 基本設定サービス」が1台あたり3,675円、基本設定以外で機能制限などの組み込みを行う「iPhone/iPad 応用設定サービス」が個別見積りとなっている。「出張指導」と「テレフォンサポート」は2月上旬開始予定で価格は公表されていない。
同サービスでは、iPhone/iPadで外部から社内システムに接続するリモートアクセスサービス3種も用意されている。
「O-CNET AIR STREAM」は、認証にクラウドを基盤としたサービスを利用したリモートアクセスサービスで、1IDあたりの月額料金は3種の中で最も安い。トンネリングプロトコルにPPTPを採用し、端末側にソフトウエアなどをインストールせずに利用できる。また、ワンタイムパスワード機能を標準で搭載している。利用には、認証基盤となるサービスセンターと利用者間をVPN（月額14,800円/社）で接続する必要がある。価格は1IDあたり月額1,575円で最低契約数が5IDから。
「O-CNET AIR TUBE for iPad」は、同社がこれまでモバイルPC向けに提供していた完全閉域型リモートアクセスサービス。モバイル無線ルーターを利用することでiPhone/iPadでも利用が可能となる。価格は1IDあたり6,720円～。
「ポータブルオフィス」は、自社構築型のリモートアクセスサービス。自社内に認証用のSSL-VPN装置を置き、ワンタイムパスワードを組み合わせることで、外出先からでも高いセキュリティレベルでiPhone/iPadを使ったモバイルアクセスができる。価格は10IDで126万円～、25IDで169万500円～となっている。価格には、SSL-VPN装置とワンタイムパスワードの5年間の費用が含まれる。