ディスカバリー最後の打上げ、1月31日に再び39A発射台へ
2011年1月26日 17:00
米航空宇宙局(NASA)は1月25日、現在シャトル組立棟(VAB)で整備中のスペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)について、1月31日に再び39A発射台へ移動させると発表した。
ディスカバリーの打ち上げは元々昨年11月5日に予定されていたが、燃料注入中の水素漏れや、外部燃料タンクの断熱材の亀裂などが相次いで見つかり、12月21日に再びシャトル組立棟(VAB)に戻され、整備及びデータ分析が続けられていた。
NASAによると、ディスカバリーの39A発射台への移動はアメリカ東部標準時間1月31日20時頃(日本時間2月1日10時頃)に開始する予定となっており、約6時間かけて移動する。
ディスカバリーの打ち上げは現在、アメリカ東部標準時間2月24日16時50分(日本時間2月25日6時50分)に設定されているが、2月15日に打ち上げられる欧州補給機(ATV)2号機「ヨハネス・ケプラー」との関係で、さらに変更される可能性もある。
ディスカバリーの最後のミッションとなるSTS-133は恒久的多目的モジュール(PMM)とエクスプレス補給キャリア(ELC)、ヒト型ロボット宇宙飛行士「ロボノート2(R2)」をISSに運ぶ。PMMは多目的補給モジュール(MPLM)の「レオナルド」を改造したもので、ISSに永久的に取り付けられ、主に倉庫スペースとして使用される予定となっている。
写真=NASA。
■NASA's Space Shuttle Discovery Set for Final Trip to Launch Pad
http://www.nasa.gov/home/hqnews/2011/jan/HQ_M11-017_Discovery_Rolls_Again.html
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