スペースシャトルの追加ミッション「STS-135」、6月28日打ち上げ
2011年1月21日 16:15
米航空宇宙局(NASA)は1月20日、スペースシャトル・アトランティスによる追加ミッション「STS-135」を6月28日に打ち上げると発表した。
STS-135の追加ミッションは昨年5月から検討が進められ、予算案も既に米上院と米下院に承認されている。NASAによると、打ち上げの準備を開始することができるようになったという。
STS-135は多目的補給モジュール「ラファエロ」を搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)に科学機器や水再生システムの部品などを運ぶ予定となっており、クリストファー・ファーガソン宇宙飛行士、ダグ・ハーリー宇宙飛行士、サンディー・マグヌス宇宙飛行士、レックス・ウォルハイム宇宙飛行士の計4名が搭乗する。
これが最後のスペースシャトルの打ち上げで、救助ミッションの準備はなく、もしアトランティスに問題が起きた場合、宇宙飛行士らはISSに避難し、ソユーズ有人宇宙船による救助を待つ。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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