【銘柄診断】スリーエフは好業績発表が見直し誘う、月次売上げもプラス転換へ
2011年1月21日 11:39
スリーエフ <7544> は昨年12月28日の好決算発表を契機に見直し買いを引き付ける相場となっている。同社はコンビニエンスストア「スリーエフ」を神奈川県中心に東京都、千葉県、埼玉県など首都圏で店舗展開している。
来店頻度の向上による売上アップを目指し接客サービスを徹底すると共に、ポイント戦略と販促施策の充実を図っている。また、創業30周年企画として人気パティシエとマドンナ達が共同監修した「スーパーコラボスイーツ」の発売や、チルド弁当・パスタなどプライベートブランドの商品開発を積極化、2011年1月20日2月期第3四半期の営業利益は7億3400万円(前年同期4億8100万円)の大幅増益を達成した。
また、既存店の月次売上げを見ても昨年12月は前年同月比0.4%増とプラス転換したが、プラスの達成は2009年5月の0.5%増以来のことで、来期以降にも期待を持たせる状況となっている。
ただ同じように業績好調のファミリーマート <8028> など同業他社の株価の伸びは今ひとつの状況で、やや同社の上値を遮る要因になりそう。PBRは0.8倍と割安なので現行水準でのもみ合が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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