【銘柄診断】ソーバルは経営環境好転が顕著に、今期増額、来期続伸を見直す

2011年1月20日 12:55

■上昇エネルギー溜め込む好業績株

  ソーバル <2186> はもみ合い上離れのタイミングが近づいている。同社はソフトウェアの開発支援・技術者派遣とソフトの受託開発を行っている。

  主要顧客であるデジタル製品メーカーの収益が回復基調にあり、同社への技術者派遣ニーズは期初に比べ増加に転じ、抑制気味だった残業も増加し始めている。このため、昨年12月28日に2011年2月期の業績について営業利益を従来の1億5000万円から1億9000万円(前期1600万円)へ引き上げた。

  同時に、配当についても当初の14円を15円に引き上げることも発表した。ここへきての増額はそのまま2012年2月期の好業績につながる可能性が強く、株価評価の視点もそこらあたりへ移行していく方向が予想される。

  昨年来700円大台が上値の抵抗ラインとなっているが、これまでのもみ合いでエネルギーが蓄積されており、それを飛び越えると上げ足が加速していくパターンは十分に考えられる。人気化先取りに妙味が大きい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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