JR東の新幹線運行トラブル、管理システムの仕様を超えるダイヤ変更が原因
2011年1月18日 18:34
cvmonto 曰く、
JR東日本が1月17日朝に発生した運行システムトラブルの件について、新幹線管理全体を担うシステム「COSMOS」にて異常が発生したことが原因だと発表した(日本経済新聞)。
このトラブルは東北、上越など5つの新幹線、計139本が運休・遅延するという比較的大規模なものだったのだが、COSMOSにおいてシステムの容量を超える数のダイヤ変更が入力されたことが発端となったという。これにより東京の運行本部にあるPC22台すべてで「各駅の到着時刻や引き込む路線を示すデータがついたり消えたりする異常」が発生したため運行を中断したそうだ。
そもそもの「COSMOSへのシステム容量を超えるダイヤ変更の入力」については、直前にJR東管内の2つの駅で「降雪によりポイントが切り替わらない」という問題が発生、一時的に大量のダイヤ変更処理が必要になったことで入力されたとのことである。
朝日新聞では、JRと共同開発した日立製作所などと行った調査でシステム自体には問題がないことを確認され、人的ミスでソフトが不具合を起こしたことが判明したと書かれているのだが、おそらくシステム容量という仕様を超える入力をしたのは人的ミスということなのだろう。正直なところ、多数のダイヤ変更に対応できないシステムのほうがおかしい気がしないのでもないのだが。
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