【銘柄診断】星光PMCは中国市場拡大を加速し成長を取り戻す、高配当も妙味

2011年1月18日 13:45

■中国市場で成長狙う有望銘柄

  星光PMC <4963> は新春相場に入り人気化、1月12日には一気の急騰を演じた。投資指標面からは割安を示すものが多く、見直しの矛先が向かうのは時間の問題見られていたが、中低位株かさ上げで人気に火が付いた格好。

  新聞用紙などの製紙用薬品事業とグラビアインキなどの樹脂事業が主な柱だが、国内の印刷市場は成熟化の様相を強め、今後は大きな需要増は見込めにくい。そうしたことから早くから地海外展開を視野においていたが2006年に中国に進出している。中国の紙の生産量は2009年で8600万トンと日本の2600万トンを大きく上回り、品質水準も年々向上している。2006年に現地生産を開始した生産工場は2011年にそれまでの年3万トンから4万5000トンに引き上げる。

  また、同じく2006年に設立された販売会社は2011年3月期に16億円の販売目標を立てている。それでも中国の売上げ比率はまだ5%強に過ぎないが、この比率が高まった時、同社の収益に与えるプラス効果はかなり大きなものになりそう。配当利回りは3.4%に達するだけに次第に権利取りの買いが増加の可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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