【銘柄診断】ハーモニックは５連騰！３Ｑ受注が３１％増と続伸し割安修正続く

2011年1月17日 18:16

■今期純利益、４期ぶりの過去最高更新

　　ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> は１７日、２万５５００円高の５０万８０００円まで上げて１５００円高の４８万４０００円と変らずを含めて５営業日続伸した。

　　前週末１４日大引け後に発表した今３月期第３四半期（３Ｑ）受注高が、前年同期比３１％増と続伸したことから、昨年１１月に再上方修正された今期純利益の４期ぶりの過去最高更新を見直し割安修正買いが増勢となっている。

　　３Ｑ受注高は、４５億７９００万円と今期第２四半期（２Ｑ）比では４．６％減と伸び悩んだが、前年同期比では続伸し、３Ｑ９カ月累計では１４７億７００万円の９３％増とＶ字回復した。

　　モーターメーカー向けギアヘッド、石油掘削装置向けが減少したことで２Ｑ比減少となったが、産業用ロボット、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ製造装置向けが２Ｑ並みとなり前年同期より回復した。

　　今３月期業績は、昨年８月、１１月と２回上方修正され、純利益は、３１億３０００万円（前期比６．２倍）とＶ字回復して過去最高を更新する。

　　株価は、２回の今期業績増額で昨年来高値５４万６００円まで買い進まれ、一部証券の投資判断引き下げが響いて高値もみ合いを続けている。２月８日予定の３Ｑ決算発表を先取りし、ＰＥＲ１６倍台の割安修正に弾みをつけよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）