【銘柄診断】TDCソフトウェアエンジニアリングはクラウドの展開力に注目
2011年1月16日 13:13
■成長期待の出遅れ銘柄
TDCソフトウェアエンジニアリング <4687> は昨年12月20日の高値787円からの目先調整切り上げの気配が強まってきた。2010年度のソフトウェア投資は昨年度に比べて回復する方向にあり情報サービス産業を取り巻く環境は好転しつつある。
しかし、外部発注から内製化へのシフト、製品・サービスの価格低下、案件の小型化など、業況は厳しい。こうした中、総合受注力強化、製造工程の価格競争力強化に注力し、金融分野、法人分野、公共・公益分野向けの売上げがいずれも伸びている。
このため2011年3月期の営業利益は6億5000万円から8億3000万円(前期5億9600万円)に上方修正されるなどきわめて好調。今後クラウドの市場急拡大が予想されているが、同社は既にカメラ付き携帯電話ソリューション「ハンディトラスト」などのモバイルASP(ソフトの期間貸し)をサービス展開しており、今後の成長性も期待されるところ。PBRが0.8倍の低い水準にとどまっているほか、配当利回りも3.3%の高さ。訂正高の余地は大きい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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