「こうのとり」(HTV)2号機、H-IIBロケットと結合
2011年1月14日 18:00
宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の打ち上げ準備作業が種子島宇宙センターで進められており、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月12日、HTV2号機とH-IIBロケット2号機との結合作業を終えたと発表した。
発表によると、HTV2号機を載せた衛星フェアリングは1月7日午前、大型ロケット組立棟(VAB)へと移動し、1月7日と8日にかけて、H-IIBロケット2号機と結合した。今後、補給キャリア与圧部への物資搭載作業が行われた後、打ち上げに向けての最終準備を進める。
なお、HTV2号機を載せたH-IIBロケットの発射台への移動は1月20日深夜頃、打ち上げは1月20日15時29分に予定されている。
HTVは日本が開発した国際宇宙ステーション(ISS)への輸送を行う無人補給船で、H-IIBロケットによって打ち上げられ、最大6トンの補給物資を搭載できる。有人打ち上げはできないものの、ISSとドッキングした後、宇宙飛行士が中に入って作業することができ、使用後はロシアのプログレス補給船や、ESAの欧州補給機(ATV)と同じように大気圏に再突入し破棄される。2号機は1号機に比べ、物資収納の効率が改善されており、水や実験装置など計5.3トンの物資が既に積み込まれている。
■「こうのとり」2号機は大型ロケット組立棟へ移動し、H-IIBロケットと結合
http://iss.jaxa.jp/htv/htv2_sfa2_vab.html
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