松竹は第3四半期の利益が通期予想を上回り戻り高値を更新

2011年1月14日 17:29

  松竹 <9601> は14日、14時の第3四半期決算(3~11月)発表を好感して一時559円(16円高)まで急伸し、12月14日につけた戻り高値549円を更新した。ただ、戻り待ちの売りが厚い様子で、終値は549円(6円高)だった。

  松竹が発表した第3四半期決算は、売上高が前年同期比1.9%減の679.8億円、営業利益は同2.5倍の30.4億円となった。

  映像関連事業では「大奥」「劇場版 機動戦士ガンダム」などの配給作品が好成績。また、演劇事業では、歌舞伎座が4月に建て替えのため閉場したあと、新橋演舞場が歌舞伎公演を引き継ぎ、大阪松竹座では、「関西ジャニーズJr.夏8月 特別公演」が好稼働となった。

  通期の予想は据え置き、売上高が880億円(前期比5.6%減)、営業利益は30億円(同13.1%減)、純利益3億3000万円(同53.9%減)。営業利益はじめ、各利益項目とも、数字上は第3四半期の段階で通期の予想を上回った。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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