【銘柄診断】ダイセキ環境は期末減配に3Q業績大幅続落が重なり続急落
2011年1月14日 12:41
ダイセキ環境ソリューション <1712> は、4900円安の7万1500円と3日続落している。前日13日大引け後に今2月期第3四半期(3Q)決算を発表、大幅減益と続落し、同時に期末配当も大幅減配したことが重なり売り増勢となっている。
3Q業績は、前年同期比32%減収、92%経常減益、94%純益減益と落ち込んだ。昨年4月に「土壌汚染対策法」が大幅に改正され規制が強化されたが、関連需要の不動産業界の開発事業や製造業の設備投資の低迷が続き、同社の受注案件が大幅に減少、受注競争の激化で受注価格も下落したことが響いた。
2月通期業績は、昨年9月の下方修正値に変更はなく、純利益は、8400万円(前期比77%減)と大幅悪化を見込んでいる。期末配当は、今後の事業展開と今期の業績見通しを総合的に勘案し、期初予想・前期実績の1200円から400円に減配する。
株価は、9月の今期業績減額で昨年来安値5万3900円まで突っ込み、1株純資産7万7563円をクリアする水準まで底上げしてきた。再度の下値確認が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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