【銘柄診断】新生銀行は消費者金融部門を再編、業績も大幅回復局面を迎える

2011年1月13日 12:31

  新生銀行 <8303> は銀行株の出直り、中低位株人気化の両面からインパクトを受ける形で強調展開を見せている。今回の上げ相場の起点である昨年10月5日の56円から大発会の高値110円まで、株価はほぼ倍増を演じただけに一息入れたいタイミングではある。

  信販子会社アプラスフィナンシャル <8589> の普通株(発行済み株式の約95%)をすべて同行の子会社である新生フィナンシャルに譲渡、2010年3月に子会社化したシンキと合わせ、それぞれのブランドであるアプラス、レイク、ノーローンの名を活かしながら消費者金融業務の一体的な運営を目指す。

  リテールバンキングでは、引き続き各種預金・投信・保険商品等金融商品の提供、ユニークな商品設計を有する住宅ローン「パワースマート住宅ローン」の推進等を行っている。こうした個人部門の好調が安定的な資金調達基盤の確立につながっている。こうしたことから、2011年3月期の純利益は125億円(前期は1401億円の損失)と大幅に回復する見通しにある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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