保育園での園児死亡事故 全て室内での発生
2011年1月12日 11:00
1昨年12月から昨年12月までの間に保育園での死亡事故が12件発生し、0歳児が6件と最も多かったことが厚生労働省の保育施設における事故報告とりまとめで分かった。死亡事故発生場所のすべてが園内(室内)で起こっていた。同省が11日発表した。
また、12件のうち、5件は認可保育所で、7件は認可外保育所での発生だった。
同省によると、保育施設で死亡事故や治療に30日以上かかる負傷や疾病を伴う重篤事故等が発生した件数は50件で、31件が転倒や転落、交通事故などによる骨折事故だった。また、12件は死亡事故、2件は意識不明、2件は火傷、3件はその他となっていた。
死亡事故原因の主なものでは、おやつを喉に詰まらせて窒息死した、午睡中に保育士が異変に気づき病院に搬送したが死亡したというものなど。また、火傷の2件はともにポットなどが倒れてお湯がかかったというケースだった。
同省によると認可保育所は昨年4月1日現在で2万3068箇所あり、208万114人が利用。認可外保育所は事業所内保育施設を含め1昨年3月31日現在、1万1153箇所で23万2765人が利用しているという。