matohu(まとふ)と日本の美に触れられる「慶長の美」展開催

2011年1月8日 19:26

 日本の美意識を内包した服を提案するブランド「matohu(まとふ)」。そのmatohuが2005年から5年間10シーズンを通して「慶長」時代の美術・工芸・出来事をインスピレーションにして自らのデザインに落とし込んだこれまでのコレクションを、もの作りのプロセス、そしてインスピレーションソースとなった当時の美術品や工芸品とともに紹介する、初めての展覧会「慶長の美」がスタートした。




matohu(まとふ) 2006-07A/W 「高台寺蒔絵」 matohu(まとふ) 2010S/S 「織部」
左) 2006-07A/W 「高台寺蒔絵」より
右) 2010S/S 「織部」より


 「慶長の美」展では、「長着」などの代表的アイテムとともに、各シーズンのテーマの背景となる歴史や美術工芸が丁寧に紹介されている。これまでのコレクションアーカイブを辿っていくことで、matohuが作り上げてきたファッション、さらに日本の文化・美術を、理解できる展覧会。レセプションに訪れた多くの人たちが、展示されたmatohuの長着や美術品・工芸品の緻密で繊細な美に見入っていた。




matohu(まとふ) 2008-09A/W 「慶長小袖」のアクセサリー
2008-09A/W 「慶長小袖」のアクセサリー


 またmatohuデザイナー堀畑裕之氏と関口真希子氏によるギャラリーツアーも行われ、よりそれらに対する理解が深まる企画も開催される。
(ギャラリーツアーはすでに定員に達したため募集終了。)


 【展覧会詳細】
「慶長の美」展
期間 : 2011年1月8日(土)~19日(水)11:00~20:00
会場 : スパイラルガーデン(スパイラル1F)
住所 : 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
※東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1・B3出口
入場:無料


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