太陽系外惑星に未知の物質が存在する可能性

2011年1月6日 18:19

 あるAnonymous Coward 曰く、

 NHKニュースによると、太陽系の外にある惑星に、密度がダイヤモンドの3倍に及ぶ極めて硬い物質が存在する可能性のあることが分かったそうだ。

  毎日新聞の記事が詳しいが、太陽系の外には「スーパーアース」と呼ばれる、地球の数倍から10倍の質量を持つ惑星が存在しているらしい。スーパーアースの中心付近は非常に高圧(地球が約365万気圧なのに対し、スーパーアースは最大約2000万気圧)だそうで、そのため地球には存在しないような物質が生まれる可能性があったそうだ。

 愛媛大地球深部ダイナミクス研究センターの土屋卓久教授が地球型の岩石惑星で多く存在する二酸化ケイ素に注目、シミュレーションで高圧状態での構造を検証したところ、「リン化二鉄型」という地球には存在しない構造をとることが分かったとのこと。

 また日刊工業新聞によると、リン化二鉄型の二酸化ケイ素はスーパーアースのマントルや土星、天王星、海王星などの巨大惑星の岩石核を構成する主要物質であることも解明され、スーパーアースのマントルの構造についても分かったという。

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