ハーシェルとXMM-ニュートン、アンドロメダ銀河を撮影

2011年1月6日 11:45

 欧州宇宙機関(ESA)は1月5日、ハーシェル宇宙望遠鏡とXMMニュートン観測衛星によって撮影されたアンドロメダ銀河の画像を公開した。

 この画像は2010年12月25日、ハーシェル宇宙望遠鏡の赤外線とXMMニュートンのX線によってそれぞれ撮影した画像を合成したもので、赤外線で撮影した新しく誕生した星によって加熱したダスト雲や、X線で撮影した新星爆発によって生じた熱い雲や星間ガスなどが鮮明に写っている。

 アンドロメダ銀河は地球に最も近い渦巻銀河で、約250万光年離れている。直径は我々の天の川銀河の約2倍で、数千億もの星が存在している。ESAによると、ハーシェル宇宙望遠鏡が撮影したこの画像は、これまでで最も詳細なアンドロメダ銀河の赤外線画像だという。

 ■Andromeda's once and future stars
http://www.esa.int/export/esaCP/SEMY1K0SDIG_index_0.html

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