【銘柄診断】ディスコは3Q単独売上高伸び悩みも悪材出尽くしで反発
2011年1月6日 12:42
■通期予想売上高対比で順調な進捗率
ディスコ <6146> は、55円高の5040円まで上げて15円高の5000円と反発している。前日5日大引け後に今3月期の単独売上高の速報を発表、過去最高を記録した今期第2四半期(2Q)比では31.5%減と落ち込んだが、前年同期比では増収をキープし、通期予想売上高対比で76.5%の順調な進捗率となったことから、悪材料出尽くしとして下げ過ぎ訂正買いが再燃している。
同社株は、昨年11月に今期業績の下方修正と減配を発表し、株価が窓を開けて急落した。同社の業績開示方法は、四半期ごとに単独売上高、連結売上高、連結業績と相次いで速報することを基本としている。
今回の単独売上高は、この開示のスタートとなるもので、前年同期比では19.3%増とプラスをキープしたが、2Q対比ではマイナスとなった。
精密切断装置の需要が一服し、精密加工ツールの売り上げも、半導体市場が在庫調整局面に入り円高も進み減少したことが要因となった。
株価は、業績減額・減配で窓を開けて4375円まで急落したが、下げ過ぎ訂正で窓埋めに動き5000円台を回復した。PER17倍台の割安修正でリバウンド幅を拡大しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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