MRO、火星滞在7周年のオポチュニティを撮影
2011年1月5日 10:30
米航空宇宙局(NASA)は1月4日、火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)によって撮影された、マーズ・エクスプロレーション・ローバー(MER)の「オポチュニティ」の画像を公開した。
この画像は2010年12月31日、MROの高解像度カメラ「HiRISE」によって撮影されたもので、オポチュニティ本体やクレーターの内部などが鮮明に写っている。
「オポチュニティ」は昨年12月中旬に「サンタ・マリア」と呼ばれるクレーターに到着し、現在も探査を続けている。NASAによると、「サンタ・マリア」の大きさは直径約90メートルで、「オポチュニティ」はここで約2か月間にわたって探査を行う予定だという。
「オポチュニティ」は2003年7月に打ち上げられ、2004年1月25日に火星のメリディアニ平原に軟着陸した。当初予定されたミッションは3ヶ月間だったが、それを遥かに超え、2011年1月25日で火星滞在7周年を迎える。
写真=NASA。
■Rover Will Spend 7th Birthday at Stadium-Size Crater
http://www.nasa.gov/mission_pages/MRO/news/mro20110104.html
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