「寄付型」のビジネスモデルは定着するか?

2010年12月29日 17:53

  cheez 曰く、

 本家/.「Pay What You Want — a Sustainable Business Model?」より。

 2010年は「支払う金額は自分で決める」方式の価格決定方式がメインストリーム入りした年と言えるのではないだろうか。

 Humble Indie Bundlesでは好きな金額を寄付することでDRMフリーなインディーズゲーム5本をダウンロードできる形式を取っており、ゲームと音楽をバンドルしてダウンロードできるできるYAWMAでも同様の方式を採用している。また肺炎に掛かったPCゲーム開発者Robert Fearon氏は自分のゲームをドネーションウェアで販売し、治療費を集めた。

 他にも、アップグレード時に資金難に対する寄付を募ったReddit、がん研究の資金集めとして曲をリリースしたIndie Music Cancer DriveのSongs for the Cure、価格を自分が決めてアルバムをダウンロードするMavaruなど、数多くの例を挙げることができる。

 果たしてこの方式はメインストリームの持続可能なビジネスモデルとして定着することはあり得るのだろうか?それとも実験的な試みや小さな団体などに限定される方式だろうか?

 日本ではオザケンこと小沢健二が「投げ銭方式」で「シッカショ節」をリリースしていた。

 「フリー」ではなく、書い手が価格を決定するビジネスモデル。このストーリーが雑感などを含め様々な意見を交わす場になればと思う。

 スラッシュドットのコメントを読む | ビジネス

 関連ストーリー:
Wikipediaまたしても資金難、そろそろ広告導入するべき? 2010年12月18日
米国の著作権団体が「Creative Commons などフリーカルチャー団体と戦うための寄付」を募集 2010年06月29日
「フリーソフト作者になってはいけない」 2010年05月18日

 

関連記事

最新記事