100 万分の 1 の消費電力で演算も記憶も行うアトムトランジスタ

2010年12月24日 10:00

  maia 曰く

  独立行政法人物質・材料研究機構 (NIMS) は、大阪大学および東京大学の研究グループと共同で、従来の 100 万分の 1 の消費電力で演算も記憶も行う「アトムトランジスタ」の開発に成功した (NIMS のプレスリリースより) 。

 わずかな金属原子を絶縁体中で移動させることにより動作し、さらに動作電圧の制御によって、状態を保持する記憶素子としても動作する。演算結果に応じて回路が再構成される不揮発ロジック回路を実現可能で、起動時間ゼロの PC の開発につながるという。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー

 関連ストーリー:
世界一の電子顕微鏡の一歩となる高性能電子源が開発 2010年09月10日
温めた赤ワインに一昼夜浸して、超伝導に 2010年07月29日
IBM、「世界最速」のグラフェントランジスタを開発 2010年02月09日
富士通研究所、電源装置を省電力化・小型化する半導体を開発 2009年06月25日
絶縁体を超電導材料にする手法が開発される 2008年10月15日
水を含まないシャボン膜を世界で初めて発見 2005年07月13日
DNA半導体化のメカニズム発見 2004年08月15日
フラクタル構造の立方体に電磁波を閉じ込める 2004年01月08日

 

関連記事

最新記事