日産、電気自動車「リーフ」の国内納車を開始-神奈川県に

2010年12月22日 23:53

 日産自動車は22日、電気自動車(EV)「日産リーフ」10台を神奈川県に納車したと発表した。日産リーフの国内第一号の納車となる。

 10台のうち、6台は同県の公用車として使用され、4台は同県が行う「EVシェアリングモデル事業」でレンタカーとして使用される。同事業は、平日の一部を神奈川県が業務で使用し、その他の休日には一般利用者にレンタカーとして貸し出されるもの。同社によると、2011年1月中の開始を目指している。

 神奈川県庁で同日行われた日産リーフの導入式で、日産の最高執行責任者(COO)・志賀俊之氏は、「神奈川県に国内初となる『日産リーフ』を納車することができ、大変うれしく思う。神奈川県は全国の自治体の中で、EV普及に向けた施策支援のモデルとなっており、その取り組みに敬意を表したい。日産は今後とも同県の取り組みに積極的に貢献していく」と述べた。

 同社の子会社の日産イベリア自動車会社も同日、「日産リーフ」を、ポルトガルの企業共同体MOBI.Eへ9台納車したと発表した。欧州での初の納車となる。

 同社の発表によると、ポルトガルは25都市に充電設備が設置されており、2011年6月までに1,300箇所の普通充電設備と50箇所の急速充電器の設置を予定している。

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