オプトがカルチュア・コンビニと資本提携し電子書籍関連事業に進出

2010年12月21日 19:37

■自己株処分の形で第三者割当、資金を調達

  ネット広告のオプト <2389> は21日の大引け後、CDレンタルなどの「TSUTAYA」(つたや)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ <4756> に自己株を第三者割り当てし、資本・業務提携すると発表した。

  割り当て株数(処分する自己株数)は1200株(12月21日現在の発行済株式総数に対して0.80%)、処分価格は1株10万2557円、処分価額の総額は約1億2306万円。処分日は2011年1月14日。

  これによる調達資金は、共同事業展開のために設立を予定している合弁会社の出資金に充当する予定。合弁会社では、インターネットと店舗など、インターネット以外のサービスの連携による広告商品の開発、広告商品を配信するためのシステム開発への投資、などに資金を充当する。

■最終的に15.21%の株主に

  発表では、オプトの1位株主電通デジタル・ホールディングス(34.8%保有)からカルチュア・コンビニエンス・クラブに発行済株式総数の14.40%の株式(21,505株)を譲渡する取り交わしがあり、これが実現した後は、カルチュア・コンビニエンス・クラブはオプトの発行済株式総数の15.21%の株式(2万2705株)を保有することになるとした。

■株価は右肩上がり順調で上値志向も

  オプトの21日の株価終値は11万5700円(2700円高)で反発。トレンドは10月の安値8万9800円から上下おおむね1万円幅で右肩上がりのウネリをみせている。直近は11万7000円(12月15日)まで上げた。

  カルチュア・コンビニエンス・クラブは、シャープ <6753> の電子書籍マルチメディア端末「ガラパゴス」に映画や雑誌・書籍を提供するため、オプトの事業領域の拡大に期待が出ている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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