グーグル、検索結果でハッキングされた可能性のあるサイトを警告表示

2010年12月20日 14:39

 米グーグル(Google)は20日、検索結果でヒットしたウェブサイトがハッキングされている可能性がある場合に警告を表示する機能を追加したと発表した。グーグルは、この通知が表示されたサイトを閲覧する際は、運営元による公式的な情報を確かめておくように推奨している。

 警告は、検索結果のタイトルの下部に「This site may be compromised(このサイトはハッキングされている可能性があります)」という文言のテキストリンクとして表示される。クリックするとグーグルのヘルプセンターで通知に関する詳細な説明を読むことができる。検索結果のタイトルをクリックした場合は、通常通りそのウェブサイトを閲覧できる。

 同社はハッキングされたことを自動的に検知する複数のツールを使用しており、疑わしい要素を検知した際は検索結果に通知を表示するとともにサイトの所有者に向けて「ウェブマスターツール」で登録されているアカウントや電子メールアドレスに情報を送るという。

 通知は、問題が解消されれば自動的に検索結果から非表示にされる。通常は約数日以内には反映されるという。また、通知の非表示を早めるために調査の依頼を送信することもできる。

 同社では、自分が運営するサイトにこの通知が表示された場合は、ヘルプセンターの説明を読んで問題の解決方法を参照してほしいとしている。

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