【銘柄フラッシュ】シャープが値を保ちカジノ解禁の思惑でオーイズミも高い
2010年12月17日 17:04
後場は、為替が1ドル83円台の円高で膠着状態のため、ソニー <6758> が軟化の度を強め、日産自動車 <7201> は一段軟調。シャープ <6753> はスマートフォン向け中小型パネルの新工場と伝えられ前場は上値を追ったが後場は一進一退。
一方、みずほフィナンシャルグループ <8411> は続伸し戻り高値を更新し2.0%高、三井住友フィナンシャルグループ <8316> も戻り高値の1.2%高と銀行株が堅調。
東証1部の値上がり率1位は兼松日産農林 <7961> で今3月期の利益拡大観測の報道を手掛かりに前引けの3位からランクアップし21.1%高、3位のクボテック <7709> は得意の液晶検査装置がシャープの新工場建設観測で見直され同じく4位からアップし17.5%高、4位の野村不動産ホールディングス <3231> は増額を好感し10.2%高。
日本金銭機械 <6418> はカジノ解禁法案を超党派の議連が来年の通常国会に提出と伝えられ9.5%高、巴川製紙所 <3878> はスマートフォン向けパネル関連のアナ株とされて8.7%高、オーイズミ <6428> もカジノ関連でメダル計数機が注目され8.2%高。カシオ計算機 <6952> は約半年にわたった上値抑えを突破し戻り高値3.2%高。
科研製薬 <4521> は結核療法剤の効能追加と需給妙味で年初来の高値1.1%高、住友不動産 <8830> は野村不動産ホールディングスの増額から連想買いとされ年初来高値の0.7%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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