KDDI、台湾の音楽配信会社を子会社化:中華圏でのコンテンツ事業展開を視野

2010年12月15日 17:41

 KDDIは15日、音楽配信事業を手掛ける台湾のKKBOXの76%株式を取得する契約を締結したと発表した。KKBOXのサービスプラットフォームをスマートフォン向けに導入するほか、KKBOXの音楽事業基盤を通じてコンテンツビジネスを中華圏に拡大していく計画という。

 株式の取得は24日に実施し、KKBOXはKDDIの連結子会社となる。残りの24%の株式については、KKBOXの株式の100%を保有するSkysoft社を介して、KKBOXの経営陣が継続保有する予定としている。

 KDDIの発表によると、KKBOXは台湾と香港でパソコン、スマートフォン、携帯電話向けに音楽コンテンツ配信サービスを提供しており、700万人のユーザを抱える。中国本土を含む中華圏で音楽情報の発信地となっている台湾で、レーベル各社との強い信頼関係と音楽情報メディアとしての高い地位を築いているという。


iPhone版KKBOXの操作方法を説明するデモ動画

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