Doctor Who のソニックスクリュードライバーが現実に ?
2010年12月13日 10:30
headless 曰く、
英国 BBC の SF ドラマ「Doctor Who」で、ドクターの使うソニック・スクリュードライバーは、対象に触れることなく修理したり、鍵を開けたりできる便利な一品だ。Wired.com の記事では、冒険野郎マクガイバーのガムテープやゼムクリップに次いで役に立つ道具の代名詞だとしている。
ガムテやクリップとは異なり、ソニック・スクリュードライバーはあくまでフィクションの道具だが、英国ブリストル大学の Bruce Drinkwater 博士は超音波を使い、ソニック・スクリュードライバーを現実のものにしようと研究している。超音波を使って渦を発生させ、この力でネジを回転させるのだという。「ドクターが初めてターディス (タイムマシーン) から降り立ったのは 1960 年代。この間に現実の科学技術は大きく進歩している。タイムマシーンは当分発明できそうにないが、技術者たちは超音波を使って小さい物体を操作する実験を始めている」、Drinkwater 博士はこのように述べている (ブリストル大のプレスリリース、Cosmic Log の記事より) 。
ちなみに、上記 Wired の記事で紹介されているソニック・スクリュードライバーは 11 代目ドクターが使用しているモデルのレプリカで、単なるおもちゃだ。内蔵するドライバービットを装着することで普通のドライバーとして使用できる。電池を内蔵しているが、光と効果音を発生させるためにのみ使用され、ドライバーは手まわしだ。ドライバー機能のないバージョンもあるので、クリスマスプレゼントとして Amazon.com などで購入する場合は注意してほしい。
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