吉野家HDの11月売上げ高は8.2%減、客数は連続増加し見直す余地

2010年12月9日 19:27

■10万円割れ予想した向きは買いそびれた様子

  吉野家ホールディングス <9861> は9日の13時に11月の月次売上高を発表。既存店の売上高は前年同月比8.2%減となり、2カ月連続で減少した。ただ、客数は同4.8%増となり、「牛鍋丼」を発売した9月から3カ月連続で増加した。

  株価は前場10万900円(100円高)まで上げたが、この発表を受けて後場は14時前に10万100円(700円安)まで下落、大引けにかけては戻り足となり、終値は10万300円(500円安)。結果的に大きな影響はなく、直近の安値9万8300円(11月24日)に基づいて10万円割れを想起した向きは、買いそびれた様子だったという。年初来の高値は10万6100円(10月15日)

  全店ベースでの売上高は同7.3%減となり、2カ月連続減少。ただ、客数は同5.5%増となり、既存店と同様に「牛鍋丼」を発売した9月から3カ月連続で増加。客数が堅調なため、メニュー戦略によっては見直し余地があるとの見方が出ていた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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