ファイル共有サイトにアップされた1つのソフトウェアライセンス、774,651ユーザにシェアされる

2010年12月9日 13:02

 あるAnonymous Coward 曰く、

 ファイル共有サイトにアップロードされたセキュリティソフトウェアの1ライセンスが、1年半の間に774,651ユーザに渡っていたことが明らかになったそうだ(PC PRO本家/.)。

 Avast社は、自社が米アリゾナの企業に販売したライセンスがファイル共有サイトにアップされていることに気付いたとのこと。同社は著作権違反として追求するよりも、しばらくライセンスの広がり方を見届けることにしたという。その結果、1年半の間にこのライセンスは200ヶ国以上の774,651ものユーザに渡ったとが分かったとのこと。ちなみにこのライセンスはバチカン市国からもダウンロードされていたそうだ。

 Avast社はの広報は「広まっていくスピードの速さは目を見張るものがあり、なかなか興味深かったがお祭騒ぎもいつかは終わらないといけない」と述べ、違法なライセンスで動いているソフトウェアには正規の無料版もしくは有料版への移行を促すポップアップを表示させることにしたとのこと。数は明らかにはされていないが、正規版に移行したユーザも現れているそうだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティ | 海賊行為

 関連ストーリー:
LimeWireが12月31日に全てのサービス終了 2010年12月06日
無料のウイルス対策ソフトトップ5 2010年12月02日
セキュリティソフトウェアに潜む脆弱性 2010年11月08日
スペイン地方裁判所曰く「ファイル共有は本を貸すようなもの」 2010年06月11日
無償ウイルス対策ソフト「Avira AntiVir Personal」が日本語化 2009年12月11日

 

関連記事

最新記事