中国、通信放送衛星「中星20A」を打上げ

2010年11月30日 10:15

 中国国家航天局(CNSA)は北京時間11月25日0時9分(日本時間1時9分)、通信放送衛星「中星20A(Zhongxing-20A)」を載せた「長征3号甲(Long March 3A)」ロケットを、四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、衛星を所定の静止トランスファ軌道に投入し、打ち上げが成功した。これで中国は2010年に14回の打ち上げを成功させ、年間打上げ最高記録を更新した。

 また、今回の打ち上げチームは合計146名で、21歳から40歳の隊員が87%を占めており、31名の新加入隊員も含まれていたという。

 「中星20A」は中国の通信放送衛星で、中国全土及びアジア、太平洋などの地域に向けたテレビ放送や、衛星通信などのサービスを提供すると報じられているが、軍事通信衛星との報道もある。

 なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズにとって135回目の打ち上げだった。

 ■長征三号甲運載火箭在西昌衛星発射中心成功発射
http://www.calt.com/xwzx/zyxw/2010112516071007c893.html

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