密かな人気を呼ぶ、山田養蜂場のダックワーズ
2010年11月22日 11:00
山田養蜂場の地元・鏡野町産れんげ米を使用した生地で、ルーマニア産熟成アカシア蜂蜜を配合したクリームをサンドした「はちみつダックワーズ」が、当初の予想を上回る好調な売れ行きを見せているようだ。
フランス南西部のお菓子である「ダックワーズ」。これは、アーモンド風味のメレンゲを主体とした、サクッとした軽い食感が特徴の焼き菓子である。もともとは、ケーキの下に敷かれたり、生菓子として使われていたが、日本人パティシエが現在のようなスタイルを考案。今では本場フランスでも主流となっている。
同社では、自社製品である岡山県鏡野町産のれんげ米とルーマニア産熟成アカシア蜂蜜を使用し、オリジナルのダックワーズを開発。花が咲き終わったれんげを肥料とするれんげ農法で育てられた米の中でも、血圧を下げたり、中性脂肪を抑えるなどの効果のあるアミノ酸のひとつGABAの生成能力に優れ、ビタミンEや食物繊維を多く含んだ巨大胚芽米を使用している。これを、生地をふっくらさせるために国産の米粉とブレンドして使用した。そして、中に挟みこむクリームにはクセが少なく、淡い香りとやさしい甘さで素材の味を引き立てるルーマニア産アカシア蜂蜜と黒砂糖を混ぜ込み、コクとまろやかさを実現したという。
10月に2500箱限定で発売した同商品は、なんと2週間で完売するという人気ぶりを見せた。そこで、今回は8000箱を追加で発売。1週間で既に1900箱が売れているという。
(編集担当:山下紗季)