日本IBM、千葉銀行と共同でIFRS適用準備への検討を開始
2010年11月18日 11:00
日本IBMは、地方銀行のIFRS(国際財務報告基準)対応に向け、現状分析・計画策定の検討を支援するためのプロジェクトを千葉銀行と共同で実施する。
同プロジェクトは、特定の領域における業務プロセス・システム対応の検討が対象だ。また実施にあたっては、IBMが支援してきたIFRSプロジェクトでの実績・知見に基づいた独自のテンプレートをベースに、商品構成や取引規模といった地方銀行における特性を踏まえてIFRS対応に関する整理を行い、そのノウハウを地方銀行向けテンプレートとしてまとめるという。
今後は同テンプレートを活用し、より業態や規模に合わせた地方銀行向けとして提供していく。これにより、IFRS対応にあたって重点的に検討が必要となる領域や影響の多寡を迅速に把握できるとともに、その内容を、関係者への周知やコミュニケーションプランの作成、作業計画や要員リソース配分、今後の方針策定における基礎情報として活用することで、効率的にIFRS対応を進めることができる。
なお、システム対応の観点では、必要となる業務機能を提供するさまざまなオプションを揃え、共同化システムやクラウドを活用した解決策の提供も予定している。
(編集担当:宮園奈美)