中国人女性宇宙飛行士の初飛行は2012年か
2010年11月17日 12:15
北東アジア最大の航空ショー「中国国際航空宇宙博覧会」が11月16日、広東省珠海市で開幕し、中国人初の宇宙飛行士で、中国有人宇宙飛行オフィスの副主任である楊利偉(Yang li-wei)氏も訪れ、中国人女性宇宙飛行士の初飛行について、2012年に実施できるだろうと述べた。
楊氏は第2回宇宙飛行士選抜で選ばれた宇宙飛行士候補について、「5名の男性宇宙飛行士候補と2名の女性宇宙飛行士候補は現在、宇宙飛行士の訓練を続けており、2012年に予定されている神舟9号もしくは神舟10号に搭乗する予定です」と説明した。これに対し、記者は「女性宇宙飛行士は?」と質問すると、楊氏は「(神舟9号、10号に)搭乗することはできます」と回答した。
中国国家航天局(CNSA)は昨年から第2回宇宙飛行士選抜試験を進め、今年の5月までに計7名の宇宙飛行士候補を選定した。中国は現在、独自の宇宙ステーション計画を進めており、2011年に実験1号機「天宮1号」を打ち上げた後、2015年までに「天宮2号」と「天宮3号」を打ち上げ、最終的に2020年までに中国初の宇宙ステーション「天宮」を完成させる計画となっている。
■女太空人両年内昇空
http://news.cnfol.com/101117/101,1277,8809813,00.shtml
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