ディスカバリー最後の打上げ、再度延期
2010年11月4日 14:00
米航空宇宙局(NASA)は11月3日、スペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)の最後の打ち上げを24時間延期すると発表した。
打ち上げ延期の理由について、NASAはディスカバリーの主エンジンで電気系統の問題が見つかったためだと説明している。ディスカバリーの打ち上げは現在、アメリカ東部夏時間11月4日15時29分(日本時間11月5日4時29分)に延期されている。
ただ、熱帯性低気圧が接近しているため、ケネディ宇宙センターの天候が悪化している。シャトル天気予報チームのキャシー・ウィンターズ氏の報告によると、11月4日に打ち上げを実施できる確率は20%程度しかないという。
ディスカバリーの最後のミッションとなるSTS-133は恒久的多目的モジュール(PMM)とエクスプレス補給キャリア(ELC)、ヒト型ロボット宇宙飛行士「ロボノート2(R2)」を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。PMMは多目的補給モジュール(MPLM)の「レオナルド」を改造したもので、ISSに永久的に取り付けられ、流体物理学や生物学、バイオテクノロジーなどの微小重力実験などに使用される予定となっている。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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