セーレン、円高懸念で海外生産を拡大

2010年10月28日 13:28

 セーレンはタイを始めとした海外生産を、全社的に拡大する。タイでは、当初予定していた衣料の一貫生産を大幅に拡大修正、3万坪の敷地に編み機50台を導入し、3年後に売上高30億円を計画する。中国でもカーシート向けの合成皮革の生産をスタート、3年後に売上高35億円を計画する。「円高懸念から海外生産を強化せざるを得ない」(西村清専務執行役員)とし、自動車内装材で先行してきた海外生産を衣料分野にも広げ、海外売上高比率を3年内に3割にまで引き上げる。

関連記事

最新記事