国連、「宇宙の日よけ」理論の研究を制限?

2010年10月21日 15:02

  capra 曰く、

 太陽光から地球を遮るという「宇宙の日よけ(space sunshade)」に関する研究が国連によって制限されるかもしれないそうだ(本家/.)。

 「宇宙の日よけ」とは、地球に降り注ぐ太陽の光を何らかの形で遮るというもの。「日よけ」を設置することによって地球の温暖化に対し、より恒久的な解決手段を開発するまでの時間を稼げると考える人もいるそうで、NASAやその他の研究機関などによって注目・研究されているという。

 しかしこの研究は問題の本質から目をそむけさせ、化石燃料に頼る社会を長引かせるだけであると反発する環境団体もいる。また、こういった地球工学的手法はエコシステムや農業、また天候などに予期せぬ影響を与える恐れがあると警鐘を鳴らす専門家らもいるとのこと。このため、国連の掲げる「生物の多様性に関する条約」ではこの研究を制限もしくは禁止する方向で動いているとのことだ。

 この「宇宙の日よけ」とは、まさに日傘となるような(例えばディスク状の)装置を軌道に乗せ、地球に到達するの太陽光の量を減らすというもののようなのだが、詳しい方にぜひ補足をお願い致したい。

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