米国防総省、WikiLeaks を非難した内容に矛盾
2010年10月19日 11:00
eggy 曰く、
WikiLeaks が今夏に米軍の機密資料をウェブサイトで公開した件に関して、米国防総省による主張に矛盾があったとのこと (CNN.com の記事, 本家 /. 記事より) 。
今年の夏、アフガニスタン紛争に関する軍事機密情報が 9 万件も漏洩されたことに対し、米国防省はメディア各所で、名前が公開されてしまった米軍人やアフガニスタンの協力者らの「手に血を塗ること (命を脅かすこと)」になった、と WikiLeaks を非難した。しかし CNN の報告によれば、その後国防総省は徹底的に調査を行い「WikiLeaks は取り扱いに注意を要する情報源や情報入手方法については公開していなかった」と認めているそうだ。
また、匿名の NATO 高官曰く、「情報漏洩がきっかけで、NATO 駐留軍に協力したことで危害が加えられたアフガニスタン人は一人もいなかった」とのことで、国防総省の訴えに矛盾があったことが明らかとなった。機密情報がリークされた当初、国防総省が WikiLeaks を責め立てた時と同じように、今回の米国防総省の矛盾に世論は再び論議をヒートアップさせるだろうか。
させないだろうねえ。
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