ディスカバリー最後の搭乗クルー、打ち上げリハーサル終了

2010年10月18日 15:15

 スペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)の搭乗クルーらは10月15日、打ち上げリハーサル(最終訓練)を終え、ケネディ宇宙センターを後にし、ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターに戻った。

 ケネディ宇宙センターで、搭乗クルーらはオレンジスーツを着用し、打ち上げ当日と同じ手順でカウントダウンのリハーサルが行われ、スティーブン・リンゼイ船長とパイロットのエリック・ボエ宇宙飛行士は、シャトル着陸訓練機(STA)に搭乗し、着陸訓練などを行った。これで合計3日間の打ち上げリハーサルである、ターミナル・カウントダウン・デモンストレーション・テスト(TCDT)が無事終了した。

 ディスカバリーの打ち上げはアメリカ東部夏時間11月1日16時40分(日本時間11月2日5時40分)に予定されており、このミッションは恒久的多目的モジュール(PMM)とエクスプレス補給キャリア(ELC)、ヒト型ロボット宇宙飛行士「ロボノート2(R2)」を国際宇宙ステーション(ISS)に運ぶ。PMMは多目的補給モジュール(MPLM)の「レオナルド」を改造したもので、ISSに永久的に取り付けられ、流体物理学や生物学、バイオテクノロジーなどの微小重力実験などに使用される予定となっている。

 現在のスケジュールでは、スペースシャトルは2011年内に全て退役する予定となっており、打ち上げも11月1日のディスカバリー(STS-133)と2011年2月26日のエンデバー(STS-134)を残すのみとなっている。

 写真=NASA。

 ■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html

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