Android版アプリケーションが直面する、細分化されたAndroid OSの数々
2010年10月16日 10:25
あるAnonymous Coward 曰く、
Twitterクライアント「TweetDeck」のAndroid版を開発するにあたり、開発者らは 100以上の異なるバージョンの Android OSに取り組まなくてはならなかったそうだ(PC Pro、本家/.)。
Android版 TweetDeckのベータテストには36,000人以上が参加したとのこと。ハードウェアは244種類に渡り、搭載されているAndroidのバージョンは100以上に上ったそうだ。
iPhoneと Androidの両プラットフォームで開発を行う、ある開発者の言葉を借りれば「Android版(アプリケーション)の開発は iPhoneよりも特別難しいというわけではない。ただし最終的な QA(品質保証)及びテストは悪夢となりうる」とのこと。プロジェクトマネージャーは QA上の懸念から iPhone用の開発を好む傾向があるとのことで、大手企業でもこの原因により数百万ドルのAndroidプロジェクトが頓挫したケースがあるそうだ。
TweetDeckのテストは Android OSでの開発の現状を浮き彫りにし、またオープンソースプラットフォーム市場がいかに混乱しているかを明らかにしているという。Android OSは分化しすぎておりアプリケーション開発者にとっては難儀なOSとなりつつあるという。
とはいえ、Android版TweetDeckは無事リリースされたとのことで、TweetDeck開発者は「カスタマイズされたAndroid OSの数々には驚いた」としながらも「アプリケーションが多くのデバイスの上で動くということは、我々からすればクールなことだ」と述べているとのことだ。
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