三井物産子会社、OEM生産を中国からシフト

2010年10月4日 22:44

 三井物産インターファッション(MIF)は南アジア生産を戦略的に拡大する。同社は婦人物は約9割近くが中国生産となっているが、「3年内に東南アジア及び南アジア生産品の取り扱い数量を全体の約4-5割にまで拡大する」(木原伸一副社長)という。中国での生産スペースのタイト化を受け、OEMを担う商社間でも非中国シフトが鮮明となってきた。

 MIFは三井物産の繊維事業の中核子会社で、10年3月期の売上高は951億円。主にスポーツアパレルや中高級ブランド、セレクトショップ、紳士服のOEM生産を担っている。

 10月5-7日にはインド・パキスタン展を、本社ショールーム(表参道)で開催する。インドではカットソー、布帛の中・軽衣料を扱う16社、パキスタンではレザーとカットソーを扱う4-5社をピックアップ。全土の繊維産業の概要や関税などのパネル展示も行う。

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