ロシア衛星測位システム、2010年末に全球をカバー

2010年9月30日 15:00

 ロシア連邦宇宙局のアナトリー・ペルミノフ長官(Anatoly Perminov)は9月27日、ロシア衛星測位システム「グロナス(GLONASS)」が年末にも地球全体をカバーできるようになるだろうと述べた。

 ペルミノフ長官は「我々は24基のグロナス衛星を軌道上で運用していて、予備の衛星をさらに3から4基を追加する予定です。私は2010年末までに、地球全体をカバーできるサービスを提供できると思います」と述べた。

 グロナスはロシア国防省が運用している衛星測位システム(GNSS)で、元々は軍事目的で開発されたが、現在は民間にもサービスを提供している。軌道上には現在26基のグロナス衛星が投入されているが、そのうち2基は稼動していない。

 ロシア連邦宇宙局は10月中旬までに23基のグロナス衛星を稼動させ、11月中にさらに3基のグロナス衛星を打ち上げる予定だという。

 ■Glonass to provide global coverage this year - top official

http://en.rian.ru/science/20100927/160741290.html


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