補正予算 与野党の提言踏まえ5本柱で検討へ

2010年9月28日 11:00

 岡田克也民主党幹事長は27日、同日午後に開かれた政府・民主党連絡会議で、菅直人総理から当面の経済対策の取りまとめについて指示があったと語るとともに、新成長戦略実現に向けた3段構えの経済対策の第2段階である22年度補正予算について「与野党の提言を踏まえて次の柱で検討するということである」として、柱を示した。

 具体的には(1)雇用・人材育成(2)新成長戦略の推進(3)子育て・医療・介護・福祉など(4)地域活性化・社会資本整備・中小企業対策(5)制度規制改革の5本からなり、「22年度補正予算においては経済の活性化、国民生活の安定・安心に真に役立つ施策を盛り込みつつ、その他、緊要な経費の追加も行う」とした。

 岡田幹事長は「こういった考え方のもと、政調会長が中心になって関係閣僚などと連携して、与党・野党との意見交換を進められたいとの指示が総理からあった」と語った。

 また、各党との協議の前段階として、各党の経済政策の考え方を伺う作業に着手するとし、ねじれ国会を踏まえ、各党の意見を入れ、審議がスムーズにいくよう取り組む姿勢を示した。
(編集担当:福角忠夫)

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