軽微な副作用も回避へ 薬への体質検査サービス

2010年9月16日 11:00

 メディビックが9月下旬から個人向け健康管理支援サービスの一環として『おくすり体質検査』サービスをはじめる。

 薬に対する検査サービスを受けることで、予め自身の薬物代謝能力を知ることができ、「薬の効果が得られない、副作用が発生するなどのリスクを予防することができる」。また「自身の体質に合った薬剤を選ぶ際の目安として活用できる」などのメリットがある。

 同社では「4種類の薬物代謝酵素に関し、それぞれ該当する薬剤に対して(1)平均タイプ(2)注意タイプ(3)効き過ぎタイプの3つのタイプのいずれであるかを知らせるとともに、体質検査解説書を提供し、それぞれのタイプの個人が配慮したい薬剤リストなどの詳細情報も提供して行く」としている。

 1検査あたり3万1500円(税込み)以内での料金になる予定。厚生労働省では医薬品の安全性に重点を置いた施策を推進しており、事前に医薬品に対する自身の体質を知っておくことは重篤な副作用の危険回避はもちろん、軽微な副作用も回避できる機会になるものと期待される。
(編集担当:福角忠夫)

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